燕産業観光ツアーに参加してきました!
新潟県燕市といえば世界的な洋食器の町
ノーベル賞の晩さん会のカトラリーは燕製というのは結構有名な話です。
燕はそのほかにもアルミの磨き技術や
鎚起銅器など手仕事によるものづくりが盛んな町。
そんな町を産業ごと観光にしてしまおうというのが
産業観光ツアーなのです。
工場を見学したり、ものづくりを体験したり
いわば大人の社会科見学といったところでしょうか。
今までもツアーは組まれていたようですが
今年に入ってツアーが充実
行ける日にちをチェックしてさっそく申し込みしました。
私が申し込んだのはタンブラーを磨いたりスプーンを作ったりできるコース。
まずは日本でも産業展示の先駆け!
燕市産業史料館で燕の産業のルーツを勉強します
原点は和釘
農家の副業だったそうです。
今は和釘は隣の三条市に製造業者が1軒あるそうで
そこで作られた和釘は伊勢神宮の遷都の際に使われます。
和釘から始まった燕のものづくりは
爪やすり,キセル,鎚起銅器,彫金,磨き技術などへと
裾野を広げていきました。
そして洋食器へとつながっていきます。
ここではミニスプーンの製造体験をしました。
2センチ×5センチほどのアルミの板を加工します。
地ぬき→柄押し→つぼ押しの3工程を体験します。
小さくてかわいいスプーン。
チェーンをつけてチャームにしました
この史料館は屈指のスプーンコレクションがあります。
このような貴重が芸術品もありました。
燕の素晴らしいところは
作り方こそ近代化したとは言え,
それぞれが今も製造されているということです。
絶えることなくつながっていくと言うのはすごいこと。
その技術の継承のために
磨き屋一番館という研修施設が作られました。
ここでは3人の磨き職人マイスターが指導に当たっています。
その中の一人田中さんにご案内いただきました。
某飛行機会社から翼の磨きも請け負っているとか。
素晴らしい技術です。
ここではタンブラーの研磨体験。
まずはマイスターのお手本から。
さすがマイスター。
音が違う!
マイスターが研磨さしたタンブラーはピカピカです!!
私も体験しましたが
恐る恐るでした(^_^;)
自分で磨いたタンブラーはお土産としていただきました!
(このタンブラーでビールをいただくと一味もふた味も違います!)
途中で見つけたマンホール。
さすが燕が飛んでいます!
お昼を挟んで
お次は吉田ヤスリ製作所さん見学。
爪やすりといえば小さな道具。
一つ一つが丁寧に手仕事で作られている様子を見て
これが燕のものづくりなんだな~と思いました。
工場内は使い込まれて歴史を感じる黒光りした土間。
機械をしっかり支えてくれているんですね~
ここでも爪やすりを2本もお土産にいただいちゃいました!
なんてお得なツアーなんでしょう!!
最後はネイリストによる爪のお手入れミニ講座。
でも結果ミニじゃなくて本格的講座になりました!
最初は男性陣はあんまり感心なし・・・という感じだったのですが
最後の方ではこれがキューティクルオイルか~と
手に取るほど興味津々に!
さすがプロのネイリストさん!
お手入れのモデルは男性です。
きっと爪のお手入れをしてもらったことは初めてでしょう。
ものすごくきれいになってテンション上がっていらっしゃいました!
男性もお手入れされた手の方が好感を持たれます!!
また秋にも新たなツアーが企画されるとか。
しっかりチェックしてぜひ参加したいと思います!!
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