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蜘蛛の糸・杜子春

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この二つのお話はあまりにも有名な
芥川龍之介の代表作です。
昨日,図書館に行った折に
この二作が入った朗読CDがふと目に入ったので
借りてきました。

久しぶりに触れる名作に大感動!
さすが日本文学の名作中の名作です。
この二つは童話のジャンルなのだそうですが
深いです。すごく深いです。

蜘蛛の糸
お釈迦様のご様子が思いのほかあっけなくて
手を差し伸べながらもあっさりと手を引いてしまう。
そして何事もなかったかのように極楽は平穏なお昼を迎える。
確かに愚かなカンダタが悪いのですが
お釈迦様の気まぐれで
カンダタがそれこそ天国から地獄への思いを味わうことが
なんとも理不尽に思えてしまうのです。

そして自分がカンダタだったらどうするだろうかと考えました。
きっと同じ状況だったらカンダタと同じことをすると思う。
あんなに細い蜘蛛の糸。
何人もでぶら下がったら絶対に切れてしまうと思いますもの。
自分だけは絶対に極楽へ行きたいと思う。
カンダタはどうすれば極楽へ行けたのでしょうか?
他の多くの罪深き人と一緒に極楽へ行く術はあったのでしょうか。
逆に極楽浄土へ行ける人ってどんな人?
誰しも一つや二つは罪がある。
ボーダーラインなんていうものがあるんだろうか??
それとも死に際の心の持ちようによっても変わる??
う~~ん,わからない・・・

杜子春
これは思わず目頭が熱くなりました。
親の子を想う愛情の深さに
そして子が親を想う純粋な気持ちに強く心を打たれて
涙が止まりませんでした・・・

それに反してお金を目当てに集ってくる人々の
心のなんと浅ましいこと!

人間はあくまでも人間で
それを超越することはできないのだと痛感しました。
人間らしい正直な暮らし。
それが一番幸せです。

最後の桃の花の色彩が目に浮かんで
すごく明るい気分で聞き終えることができました。

なんだか下手な読書感想文みたいになっちゃったな~
感動を文章に表現するのって難しいですね

また芥川の作品を読んでみたいと思います。

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つれづれ」カテゴリの記事

コメント

名作って言われるものって
やっぱり心を打つよね。
子供の頃読んだきりだけど
特に蜘蛛の糸は、
学校で、読んだあとに
絵をかかされたの。
だからよく覚えているよ。

ちっとも下手な読書感想文みたいなんかじゃないよ~
えみこさんの感性にはいつも感心させられるし
刺激を受けるわ!

投稿: miporing | 2008/06/11 23:07

朗読CDですか。聴いたことないのですが、きっと自分の目で字を追うのとは違う味わいがあるのでしょうね。
面白いものを読んでるときって、どうしても先を急いじゃう。それよりも受動的に耳から聞いたほうが良いことも多いと思います。

「椿山課長の7日間」みたいに、天国と地獄の分岐点で「反省します」のボタンを押したら天国に行けるっていうシステムだったら、ボタン連打するわ。

投稿: さばお | 2008/06/11 23:21

>miporingさん

何千何万と出版される本の中で
これだけ長い時間読み継がれてきたのだから
やっぱりすごい力のある小説なんだな~と実感します。
職場でこの内容のような話をしたら
小学校のとき
杜子春の演劇をやったという人が何人かいてびっくり!
miporingさんは絵だったのね!
そういうことって記憶に残りますよね~

>さばおさん

しばらく前に何気なくつけたラジオで
芥川の鼻が朗読されていたんです。
懐かしい気持ちとその面白さにハマりました。
図書館で探したんだけれどなかなかなくて
先日やっと見つけて借りてきたというわけです。
テキストもついているのですが
耳で聞くとまた違う味わい!
前の朝ドラ「ちりとてちん」では
地獄極楽の境はなくて
自由に行き来できてすごく楽しい雰囲気だったdelicious
あんな地獄だったら行ってもいいかも~~

投稿: えみこ | 2008/06/13 00:12

「自分ならどうするだろう?」という葛藤や迷いがあるから、引き込まれてしまうんでしょうね。私の場合、日々、大量にやっつけているクモからは、救いの手が来ないことだけは、間違いないです。
子どもをビビらすためにあるせいか、童話って、残酷なヤツが多いんですよね。特に海外のヤツは。

投稿: よっちん | 2008/06/13 08:16

>よっちんさん

こういうことに関しては
こうだ!というものがないですからね・・・
日々の行動が反映されるかと思うと
もうダメだ・・・と思うしかなさそうですcrying
これから蜘蛛との闘いの季節。
せめて命だけはお助けして差し上げないと!
童話って本当に残酷なんですよね。
最初のものがあまりに残酷なので
現代版は穏やかなものになったものが多いようです。
結構血なまぐさいんですよね~sad

投稿: えみこ | 2008/06/13 21:26

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