奇しくもその日に・・・
6月14日から16日は毎年柏崎のえんま市。
200年以上の歴史がある市で500近くの露天が軒を連ねます。
場所はあの忌まわしい地震で大きな被害を受けたえんま通り商店街。
もう少しで1年となる中越沖地震復興のために
そして商店街の活気を取り戻すために
街の方々も気合を入れて準備されたことでしょう。
私もここのところしばらく行っていなかったのですが
今年は絶対に行かなくちゃ!と思って
出かける準備をしたところで
ぐらぐらゆらゆらと気持ちが悪くなるようなゆっくりした揺れが
本当に長く続きました。
これはまた大きな地震か!と思い慌ててテレビのスイッチを入れたら
岩手宮城方面で震度6強の地震発生のニュース。
どうしてまた・・・の気持ちが頭をよぎりました。
そしてどうかこの地震で亡くなる方がいないようにと祈りました。
でも結果的には今の時点で9人の方がお亡くなりになってしまいました。
まだ行方不明の方もいらっしゃいます。
どうか一刻も早く見つかりますようにと祈るばかりです。
テレビで見る崩落現場の写真。
まるで映画を見るようです。
でも現実です。
まざまざと1年前の中越沖地震を思い出しました。
凄まじい力が大地を揺るがしたのでしょう。
自然の営みとはいえ,
大地震により多くの人が被害を受ける状況を見るにつけ
何とかならないものかといつも思います・・・
さてえんま市のお話。
例年は雨にたたられることが多いようですが
今年は絶好のお祭り日和!
えんま通りは露店が並び
焼きそばやお好み焼きのいい香りが漂っています。
とにかく大変な人出!
前に進むのも一苦労。
みんなこの日を待っていたのですね~
長い行列ができていて何のお店だろうと思ったら
やっぱり「ぽっぽ焼」
一番人気です!
思わず笑っちゃう「お笑いお化け大会」
なぜお化け大会で笑うの~??
女の子たちがキャーキャー言いながら飛び出してきました
肝心の閻魔堂の前はお参りを待つ長蛇の列。
これはダメだと思って出直すことにしました。
夜になってもまだ長い列。
早朝にリベンジを期して雰囲気だけ味わって
また早々に退散。
三度目の正直でやっと閻魔様にご対面できました!
住職さんや地元の方とお話をしていたら
胸がいっぱいになってしまって涙が・・・
あの大地震でも何ともなかった閻魔様。
どうぞ宮城や岩手の人々をお守りください,
柏崎の人々をお守りください,
と心の中でお祈りしました。
被災した皆様はさぞ不安な時間を過ごしていらっしゃることでしょう。
新潟からも多くの救援の手が差し伸べられているようです。
ここ数年で2度の大きな地震を経験したことが
今回の地震で何かしらお役に立つことができたならば
どんな経験も無駄ではないと思えます。
被災地の皆様,今はお辛いでしょうけれど
この苦難はきっと乗り越えられると思います。
そう信じてがんばってください!!
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コメント
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こんばんは
えんま市の様子ですね。実はきのうの日曜日ふらふらと電車に乗って高田まで所在無く彷徨ってきました!長岡から乗った普通列車(115系電車2連)まるで朝の通勤電車みたいな混雑!停まる駅停まる駅乗ってきて120%!何でかなといぶかしく思ってましたが柏崎でほとんどの方が降りられてなんと「えんま市」の日だというのを思い出しました。大きな風船や植木なんかを持って乗車されてきた方が数名おられたからです!
新潟日報によるとかなり大盛況であったようです!
この電車の中で柏崎駅前の仮設にお住まいの60歳代後半くらいの女性の方と列車内で話す機会がありました!青海川駅の崩落現場の復旧の様子をスナップしてたら話かけてこられたので直江津までのんびり雑談しながら過ごしてました!
だんな様は足が不自由な方らしいのですが楽しい場所に行くとそれを忘れるというのでえんま市に向かわれたとか。この女性の方は上越でのダンスの発表会に参加をされるとかで別行動だったとか!しかも直江津方面は20年ぶりに行かれるとのことでした!崩落現場や海辺の様子を感慨深げに眺めておられました!長岡や三条、新潟方面が多く上越はすごい久しぶりというのが印象に残っております!
明るい感じの方でしたが仮設暮らしは相当大変だと思います!列車内から見る限り昨年の地震の痕跡は少しつつ消えつつあるようですが・・・
よりにもよってまた大きいのがおきてしまいました!中越沖のほとぼりが冷めたちょうどそのあたりで・・・・残念でならないですが被災地の方々が災害を乗り越えられ再び平穏なときを取り戻されることをお祈りします!長くなりましたごめんなさい!
投稿: Rac2008 | 2008/06/16 20:07
そちらでも、そんなに揺れたんですね。これまでの地震でも、被災された現場はどこでも悲惨な状態なんでしょうが、今回の山が消滅したような映像や写真を見ると、ヒトってなんて無力というか、どうしたらいいんだろうと呆然としてしまいます。
とりあえず、なくなられた方のご冥福と、被災地のいち早い復興を祈るばかりです。
投稿: よっちん | 2008/06/17 14:58
>Rac2008さん
えんま市は曜日が良かったこともあってか
すごい人ごみでした。
裏通りまで人があふれていましたから!
夜になっても人の波は途絶えませんでした。
1年前にあんなにひどい状況だった
えんま通り商店街。
そこにお住まいの方々の
血のにじむようなご努力で
あそこまで復興したのだと思います。
ところどころフェンスで囲ってある空き地が
被害の大きさを物語っていました。
住民の方も笑顔で祭りにいらしていましたが
心の奥底では
あの日からの辛い体験があると思います。
祭りの日だからこそそんな気持ちを忘れて
思い切り楽しんで
これからの生きるエネルギーになればと
心から思いました。
今回の地震の被災者の方々も
どうぞ気持ちを前向きに
この苦難を乗り越えていただきたいと
切に思います。
>よっちんさん
そんなに大きな揺れではなかったのですが
ゆっくりした揺れで
めまいのような気持ち悪さが
何とも嫌な感じでした。
あの大地の崩れた様子や
温泉宿が押し流された状況を見るにつけ
これはもう人間の力ではどうにもならないと
思い知らされます。
大地というのはよく不動のものの例えになりますが
そんな保障はないということを
また自然から突きつけられたような気がします。
行方不明の方々の1日も早い発見と
亡くなられた方のご冥福
そして被災地の復興をお祈りするばかりです。
投稿: えみこ | 2008/06/17 22:32